こんにちは。朝日千晴です。
連休明け、いかがお過ごしですか?我が家は4月末から12連休をいただいていたので、ひさしぶりの日常にゆっくりと心と体を慣らしているところです。
ひさしぶりの登園に尻込みしていた娘たちも、2日目になるとすっかりいつも通りの柔らかな表情を浮かべていました。
家から保育園まで歩いている途中、ふと長女が、
「生き物のまねっこをしよう!」
と言い始めました。
最初はタコ。次はどうしよう……と考えている長女に、ふと思いつきで、
「鳥は生き物?」
と聞いてみました。
「とりは生き物でしょ。だって動くもん」
胸を張って答える娘に、さらに問いかけてみました。
「じゃあ、木は?木は動かないけど、生き物じゃない?」
「ううん。生き物!」
「そっかー。じゃあ、その隣の電柱は?」
「生き物じゃない!」
「どっちも動かないけど。その違いはなに?」
「生き物は神様がつくったものだから」
「神様がつくったものが生き物なんだねぇ。じゃあ、電柱をつくったのは誰?」
「うーん。博士!」
「博士」
子どもらしい答えに思わず笑うと、娘も嬉しそうに微笑みを返してくれました。
まもなく6歳になる長女。こういう答えのない質問にも、自分で考えて答えを出せるようになってきました。科学や常識がまだ詰め込まれていないまっさらな彼女と話をすると、私も新しい視点で自分たちを取り囲む世界を見つめ直すことができます。
生き物と、そうでないものの違いはなにか。今朝の会話で出した私たちの答えは、「生き物は神様の作ったもので、いつか死ぬもの」「生き物じゃないものは人が作ったもので、壊れたら直せるもの」でした。
親子で納得したところで、ふと疑問が湧いて、娘に問いかけました。
「じゃあ、石は?石は神様が作ったものだけど、死なないよね?」
「うーん……」
お、いい顔をしてる。考えるようにすっと真顔になった娘を見て、嬉しくなりました。
考えるということは、新たな発見をするチャンス。本で学ぶのもいいけれど、自分の頭で考えて、自分なりの答えを見つけるのは、それ以上に楽しい。「そういうことか」と腑に落ちたときのときめきを、娘が感じてくれるといいなぁと思います。
さて、彼女はどんな答えを出してくるのやら。思いもよらない答えを聞かせてくれるんだろうなぁと思うと、今から話をするのが楽しみです。
今日も楽しく、面白く。今日も1日を楽しんでいきましょう!