夫の転勤、いつまでついていく?我が家が単身赴任に踏み切った理由

こんにちは、朝日千晴です。

夫に転勤の辞令が出た!ついていく?それとも単身赴任?

転勤族のパートナーをもつ女性にとって、もっとも悩ましいのが、夫の転勤にいつまでついていくか

これまでは迷わず帯同を選んできた方でも、子どもが大きくなってくると「このまま転勤生活を続けていいのかな…?」と不安になってきますよね。

2017年に転勤族の夫と結婚、以降辞令が出るたびに子どもたちと一緒に夫の勤務先へしてきた私。ですが来年から、とうとう単身赴任に踏み切ることにしました。

そこで今回は、夫の転勤にいつまでついていくか悩んでいるという方に向けて、単身赴任にふみきるのにおすすめのタイミングと、私が単身赴任を決断した理由をお伝えしていきます。

夫の転勤、いつまでついていく?その境目は「子どもの年齢」にありました

勤務先に帯同するか、それとも単身赴任にしてもらうか。その境目となるのはズバリ、「子どもが小学生になったとき」です。

厚生労働省の独立法人である労働政策研究・研修機構が発表した「企業の転勤の実態に関する調査(2021)」にて、「子どもがいない、または就学前の子どもがいる場合には家族帯同を選ぶ人が多く、それ以降は単身赴任を選ぶ人の割合が増えていく」のだとか。

同調査によると、転勤族の夫をもつ家族の帯同・単身赴任の状況を調べたところ、以下のような結果に。

  • 子どもがいない、または乳幼児の子どもがいる場合「帯同」を選ぶ人が多い
  • 子どもが小学生以降になると「帯同」より「単身赴任」の割合が多くなる
  • 中学生以上の子どもがいる場合は「単身赴任」の割合が8割以上

以下の表でも、小学生前の子どもがいる場合は家族帯同が5割以上を占めるのに対し、小学生以降の子どもがいる場合は家族帯同が3割以下になることが示されています。

引用:労働政策研究・研修機構「企業の転勤の実態に関する調査」

各家庭で状況が違うので一概にはいえませんが、「子どもが未就学なら帯同、小学生以上なら単身赴任」というのがひとつの基準になりそうです。

【我が家の場合】結婚7年目で単身赴任を決意!きっかけは「長女の小学校入学」

かくいう私も、単身赴任を考えるきっかけになったのが「長女の小学校入学」

同い年の夫、6歳4歳の娘と4人家族の我が家。これまで千葉・宮城と住まいを変えながら、家族揃って暮らしてきました。

子どもが小さく、私も転勤が苦ではなかったので、これまでは迷わず帯同を選んできました。が、まもなく長女も小学生。

改めて今後の生活を考えてみて、主に以下の3つの理由から、単身赴任を決意しました。

【単身赴任を決めた理由①】子どもへの影響が心配だったから

私は父も転勤族で、新一年生になるタイミングで今の実家がある地域に引っ越してきました。人見知りもあってなかなか友達ができず、しばらく切ない気持ちで学校に通っていたのを今でも覚えています。

夫の会社では、3年前後のスパンで転勤辞令が出ます。我が家は今の土地に来て、今年で丸3年。この1〜2年以内に辞令が出るのは確実で、しかも期末期初関係なく突然事例が出ることもあり、前回は6月末に異動になりました。

ということは、来年長女が小学生になっても、6月には転勤で転校、なんてことも大いにありうること。

そうなれば長女にも負担になるし、せっかく準備した教科書やノートもすべて買い替えになるかもしれません。

たとえ転勤にならなかったとしても、決断が先延ばしになるだけ。子どもたちが大きくなればなるほど動きにくくなるし、かといって子どもと一緒に残ったとしても、家族のいない土地でひとり子どもたちと生活し続けるのはそうとうしんどそう…。

先のことを考えれば、予測できない転勤辞令にビクビクするより、思い切って単身赴任にしたほうがいいのかも。そう考えるようになりました。

【単身赴任に決めた理由②】マイホーム購入を考えていたから

転勤族といえども、引越しするのは定年まで。老後は住まいを決めて、どこかに定住することになります。

子どもたちにとってここが「家」だと思える場所がほしいよねと、夫とよく話をしていたんです。

定年するまで賃貸でとも考えたけれど、いつか家を買いたいと思っているのなら賃貸料金を払うより、早めに家を買って住宅ローンを支払うほうがいいのでは?と思うように。

【単身赴任を決めた理由③】ここに住みたい!と思える家が見つかったから

単身赴任になるなら、万が一のときを考えて私の実家近くがいいとエリアを絞り、帰省ついでに不動産の内覧をすることに。

家探しの情報を集めるつもりで建売住宅を見学に行ったんですが、そこで気になる物件を発見。

間取りも立地も好条件。ここで辞めたらきっと後悔するよねと、購入を決意しました。

単身赴任になると家族が離れて暮らすようになるため、これまでとは違う苦労が待っているはず。

そこに挑む覚悟ができたのも、「ここに住みたい!」と思える家に出会えたからだなぁと感じています。

転勤族がマイホームを買うなら「建売住宅」がおすすめ

家選びは選択肢が多く、迷いやすいもの。

もし一軒家の購入を考えているのであれば、転勤族は注文住宅より建売住宅がおすすめです。

その理由は以下の通り。

転勤族に建売住宅がおすすめな理由
  • 日当たりや騒音などの住環境を実際に確認しながら物件選びができる
  • ソファやテーブルなどの家具が最初からコーディネートされているから、時間とお金の節約になる
  • 出来上がった物件を選ぶだけでいいので、手間やコストが最小限に抑えられる

転勤族に建売住宅がおすすめな理由①住環境を実際に確認できる

建売住宅の最大のメリットは、すでに完成した物件を見られること。日差しや騒音、風通りのよさなど、住環境を実際に現場で確認してから購入するかどうかを決めることができます。

とくに転勤族の場合、マイホームを検討している地域と現在の住まいが遠い場合も多く、希望している土地の環境が掴みにくいもの。

建売住宅であれば実際に建物に入って購入するか決められるので、「こんなはずでは…」と後悔するリスクを減らすことができます。

転勤族に建売住宅がおすすめな理由②家具がセット販売だから時間とお金の節約になる

建売住宅は購入してからすぐに入居できるように建てられているので、ソファやテーブルといった標準的な家具がセットでついてくることも。

特にリビング周りの家具はすでに用意されていることが多いので、新しく家具を買わなくてもOK。

ちなみに我が家の場合、以下の家具がセットでついてきました。

建売住宅についてくる設備・家具例
  • エアコン2台
  • レースカーテンとブラインド(窓全て)
  • 各部屋の照明
  • ソファ
  • ソファテーブル
  • ダイニングテーブルとチェア4つ
  • テレビボード
  • 展示用に配置された雑貨 など

家具はその家に合うデザインのものをコーディネートされているので、センスに自信がない方も安心。時間とお金の節約にもなります。

備え付けの家具が気に入らない…という場合は、他の建売住宅の家具と取り替えができるケースもあるので、担当の方に確認してみるといいかもしれません。

転勤族に建売住宅がおすすめな理由③手間とコストが最小限に抑えられる

すでに建物が出来上がっている住宅を選ぶことで、手間とコストが最小限ですむのも嬉しいポイント。

注文住宅の場合、こだわりを詰め込んだ一軒にできる反面、打ち合わせが欠かせません。転勤族の場合だとお店が遠方なことも多く、オンライン等を活用しながらの打ち合わせとなるので、通常よりも手間がかかるかも。

その点、建売住宅であればすでに家が出来上がっているので、打ち合わせの手間もなく気に入った物件を購入できます

また一般的に、注文住宅と比べて建売住宅のほうがコストが安いというのも大きなメリット。

建売住宅の場合は似たような規格で家を建てるので、打ち合わせにかける人件費が少ない、材料をまとめ買いして安く仕入れられるなどの理由から、注文住宅と比べて低コストで建てられます。

単身赴任になったあとの生活を考えると、なるべく低コストで家を購入したいところですよね。

  • なるべく安くて質のいい家を手に入れたい
  • 住宅購入の手間とコストを最小限に抑えたい

という方は、ぜひ建売住宅も選択肢のひとつとして考えてみてくださいね〜。

帯同でも単身赴任でも、家族が後悔しない選択を

転勤についていくか、それとも単身赴任にするかの判断は、いつだって難しいもの。

子どもがいる場合は、未就学児の場合は帯同、小学生以降なら単身赴任を選ぶ方が多いようです。

私の場合は長女の小学校入学に合わせて単身赴任を選びましたが、いつ単身赴任に踏み切るかは人それぞれ。

夫と同じ会社に勤めている人でも、子どもが高校生になっても家族帯同を選ぶ人もいれば、妻と子は地元にいて自分だけ単身赴任している人、前の勤務先に家族を残して転勤した人など、本当に千差万別です。

住まいが変わると生活そのものが変わってしまうので、家族でよく相談したうえで、帯同か単身赴任か選ぶようにしてみてくださいね!

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