
こんにちは。朝日千晴です。
リモートワークは時間や場所の自由がある一方で、「自分で環境を整えなければ続けにくい働き方」でもあります。
特に子育てと両立するとなると、仕事のリズムを保つのもひと苦労。
私自身、子どもを育てながら在宅で働き続けて8年になりますが、最初のころは試行錯誤の連続でした…。
そんな中で気づいたのは、「特別なスキルがなくても、ちょっとした工夫で仕事はぐんとラクになる」ということ。日々の積み重ねが、気持ちにも時間にも余裕を生んでくれます。
今回は、私がリモートワークを続ける中で大切にしている“コミュニケーション”と“環境づくり”のコツを8つご紹介します。
今日からできる小さな工夫で、仕事も暮らしも、もっと心地よく整えていきましょう!

ライター/仕組みづくりアドバイザー。信託銀行を経て、フリーのWebライターとして活動を開始。現在は、書く仕事とあわせて「人にやさしい仕組みづくり」をテーマに、暮らしや組織が心地よく回るようサポートを行っています。
リモートワークでは、顔が見えない分「この人に任せて大丈夫かな?」と相手が不安を感じやすいもの。
だからこそ、早い返信を心がけるだけで「仕事ができる」「信頼できる」と感じてもらいやすく、結果として依頼や相談が増えやすくなります。
たとえすぐに回答できない内容でも、「確認して折り返します」など、ひとこと返信を入れるだけで印象が大きく変わるもの。
「ちゃんと返信しなきゃ」と思うとつい返信を後回しにしがち…。ですが、「気づいたらすぐ返す」ことを習慣にすると、相手との距離もグッと近づきます。小さな積み重ねが、長く続く仕事関係を築く鍵になりますよ。
「完璧に仕上げてから納品したい」と、納期ギリギリまで修正を繰り返してしまう人も多いですが、リモートワークではNG。
というのも、リモートだと対面のように進捗や状況を細かく共有できないため、誤解や認識ズレが生まれやすいんです。
だからこそ、早い段階で一度提出し、「この方向で合っていますか?」とすり合わせをすることが大切です。
早めの提出は、相手にとって「ちゃんとやってくれているな」と信頼感につながるだけでなく、自分も「これでいいんだ」という安心感を得られ、作業効率も上がります。
私は常に「6割でOK」と思い、ある程度の形になった時点で一度共有するようにしています。
完璧を目指すより、6割でいいから早めに出す。
それだけで信頼が積み重なり、自分の「納期より早く出せた」という達成感にもつながりますよ。
リモートワークでは、画面越しのやりとりが中心だからこそ、より丁寧な言葉選びが大切。
返信の冒頭に「ご連絡ありがとうございます」と添えるだけで、受け取る側の印象はぐっと柔らかくなり、「この人とは気持ちよく仕事ができる」と感じてもらいやすくなります。
特に、修正依頼や追加のお願いをされたときこそ「ご指摘ありがとうございます」と伝えるのがおすすめ。
フィードバックを受けるとつい自分を否定されたような気がしてショックを受けがちですが、相手は「より良いものができるように」とフィードバックしてくれているだけ。
感謝の言葉を添えることで、相手も安心して意見を出せるようになります。リモートでも“気持ちが伝わるやりとり”を意識すると、チームに温かさが生まれ、仕事もぐっとやりやすくなりますよ。
リモートワークでは、相手の状況や表情が見えない分、自分本位で作業してしまうと、意図とズレた結果になりやすいものです。
だからこそ、「相手がどう感じるか」「どんな情報があれば助かるか」を意識して動くことを大切にしています。
たとえば、
- 作業を頼まれた場合は「何のための作業なのか?」を考える
- 記事を書くときは「誰のために書くのか」「何のための記事か」を考える
- 進捗や状況をこまめに共有する
- 納期や連絡のタイミングを相手に合わせる
上記のような小さな配慮で、相手の負担はぐっと減ります。
相手目線を持つことで、誤解や無駄な修正を減らせるだけでなく、結果的に自分自身も効率よく仕事を進められるようになりますよ。
リモートワークは自分のペースで仕事ができる反面、一人作業が多いため、“自分で自分を育てる仕組み”を作っておくのが大切です。
振り返りの習慣としておすすめのが、仕事終わりに今日の「よかったこと」「改善点」をメモしておくこと。
出来たことを書き込むことで、モチベーションがアップ。また、反省点と合わせて「どうすればできるようになるのか」という改善アイディアもメモしておくと、成長に繋がります。
私はnotionに振り返り専用のページを作成し、日報として日々記録を続けています。
メモを通して自分の癖や行動習慣を知り、「次はこうしてみよう」という前向きなアイディアが生まれやすくなりました。
在宅ワークでは、家の中にいるとどうしても仕事と家事・育児の境界があいまいになりがち。
だからこそ、「ここに座ったら仕事をする」という場所をあらかじめ決めることが大切です。ダイニングテーブルの端でもOKですが、可能であれば自分専用のワークスペースを作るのがおすすめ。
「ここで作業する」という場所を決めておくと、家でもオンオフの切り替えがしやすくなります。
さらに、集中力を上げるには、壁向きに机を設置するのがポイント。余計なものが目に入らないので、作業に没頭しやすくなりますよ。
パソコンをクローゼットの中や別室に置いておくと、取りに行くだけでやる気が削がれてしまうことも…。
子育て中の限られた時間をうまく活用するには、「準備に時間をかけない」ことが大切です。
私は仕事スペースの机にいつもPCを出しっぱなしにして、すぐ開ける状態をキープしています。
仕事スペースがない…という方は、作業する場所の近くにPCを置いておくのがおすすめ。
「すぐ取りかかれる状態」を保つことが、在宅ワークを効率的に続けるコツです。
在宅の場合、ついダラダラと仕事をしがち。だからこそ、「仕事をする時間」を自分で決めておきましょう。
例えば私の場合、平日の9〜16時をお仕事タイムに。
午前中に集中力のいるもの・優先度の高い作業を片付け、午後は事務作業や優先度の低い作業をするようにしています。
時間を区切ることでオン・オフの切り替えがスムーズになり、効率もアップ!
決まった時間に仕事をする習慣が、長く続けられる働き方の土台になりますよ。
リモートワークを続けるコツは、特別なテクニックより「続けやすい仕組みづくり」。
上記のように小さな工夫を積み重ねることで、子育てと両立しながら在宅ワークを続けられています。
小さな積み重ねで、自分らしい働き方を育てていきましょう!

