
「早く着替えて!」「歯磨きした?」「バッグ持った?」
朝の忙しい時間、子どもの準備がなかなか進まず、つい何度も声をかけてしまうことはありませんか?
2歳差の姉妹がいるわが家でも、朝は毎朝バタバタ。
なかなか準備をしてくれない子どもたちを急かして、焦って…という毎日を送っていたんです。
そこで、子どもが自分で朝の準備を進めやすいように、少しずつ環境を整えていきました。
そうして年少のころから練習を続けた結果、長女・次女ともに、年長になるころには自分で朝の準備ができるようになりました。
この記事では、わが家が年長までに朝の準備を一人でできるようにするためにやったことを6つ紹介します。
朝のバタバタをなくしたいママやパパの参考になれば嬉しいです。
1. 「お支度ボード」でやることを見える化する
小さい子どもにとって、朝起きてから「着替える→ご飯を食べる→歯を磨く→バッグを持つ」と、やることを頭の中で整理して動くのは意外と難しいもの。
そこで、年少のころからお支度ボードを使って、朝にやることを見える化しています。
お支度ボードとは、朝の身支度など、子どもがやることをイラストやひらがなで見えるようにしたもの。
我が家ではイラストとひらがなでやることを書き、それを100均で買ったホワイトボードに貼り付けて使っていました。
身支度が終わったら、磁石を動かして自分でチェック。
「次は何をするんだっけ?」と迷ったときも、ボードを見れば確認できるので、少しずつ自分で動けるようになりました。
また、親としても、子どもの動きが悪いときに「ボード見てやってね〜」と声をかけるだけですむので、とてもラク。
わが家は年中までお支度ボードを使っていましたが、年長になるとボードがなくても自分で準備できるようになったため撤去。
お支度ボードを使っているうちに、「自分で考えて動く」ができるようになりました。
2.朝の身支度に必要なものを「自分で取れる場所」にまとめる
「自分で準備して」と言っても、必要なものが子どもの手の届かない場所にあれば、自分で準備するのは難しいもの。
そこで、園服やハンカチ、バッグなど、登園に必要なものを子どもの手が届く場所にまとめています。
わが家では、リビングの押し入れ下段を子どもたちの身支度スペースに。
一か所にまとめることで、「ママ、あれどこ〜?」と聞かれる頻度が減り、自分たちだけで準備できるようになりました。
収納は細かく分けすぎない!
細かく分類しすぎると、子どもにとっては「どこに何があるのか分からない」「取り出しにくい」状態になりがち。
「子どもが使いやすいかどうか」を優先して収納を整えていくのがおすすめです。
3.朝のルーティンを固定する
小さい子どもは、時計を見ながら「そろそろ準備しよう」と時間を逆算して動くのは難しいもの。
そこで、わが家では朝の流れをできるだけ固定しました。
毎日同じような順番で行動することで、「次はこれをする」という見通しを持ちやすくなります。
テレビを「朝の区切り」にする
テレビは毎朝ほぼ同じ時間に始まるので、時計が読めない子どもでも時間の区切りとして使いやすいです。
わが家では、Eテレの「ピタゴラスイッチ」と「0655」を毎朝視聴。
「ピタゴラスイッチ」が始まるまでに朝ごはんを食べ始める、というように、テレビを朝の区切りとして使っています。
アラームを「出発準備の合図」にする
同じ時間に家を出られるように、出発5分前にアラームを設定。
「この音がなったら家を出る準備をする」と、音で分かるようにしています。
時計ではなく音を行動の目安とすることで、小さな子でも切り替えしやすくなりますよ。
4.「早くして!」ではなく「次は何をする?」と声をかける
朝の準備が進まないと、つい「早くして!」と言ってしまいがち。
でも、子どもがぼーっとしているときは、単にやる気がないのではなく、「次に何をすればいいのか分からない」のかもしれません。
そんなときは、急かすよりも次の行動を引き出す声かけをするようにしました。
たとえば、
- 「着替えと歯磨き、どっちからやる?」
- 「ママと一緒に歯磨きする?」
- 「次は何をするんだっけ?」
など。
「早くして!」「これをして!」と言われるより、自分で選択したほうが動きやすい子もいます。
その日の気分もあるので、できるだけ本人が「これならできそう」と思える声かけをするようにしていました。
5.できていないことを責めるより、できたことを褒める
朝は親も時間に追われているので、
「まだ歯磨きしてないじゃん!」
「早く着替えて!」
と、できていないことに目が向きがちです。
でも、そんなときこそ、今できていることに注目するようにしました。
「今日も起きられたね」
「ご飯いっぱい食べられたね」
「もう着替えたんだ!」
など、小さなことでもOK。
できていることを認めたうえで、
「これもやってみる?」
「これもできちゃうんじゃない?」
と声をかけると、「やってみる!」と動いてくれることも多いもの。
できていないことを責めても、かえって機嫌が悪くなり、準備に時間がかかってしまうことも。
そうなるとリカバリーに時間もエネルギーも取られてしまうため、完璧でなくとも自分で出来ることを増やすことを目標にしていました。
6.子どもに合った「ごほうび」でやる気を引き出す
ある程度大きくなり、先のことが分かるようになってからは、「ごほうび」を取り入れてやる気を引き出すようにしていました。
次女はご褒美がすぐほしいタイプなので、「準備が終わったらテレビを見てOK」というルールにしています。
テレビを見たい気持ちが、「朝の準備を早く終わらせよう!」というモチベーションになっています。
一方、長女は自分の頑張りが目に見えるとやる気が出るタイプ。
そこで、手作りの台紙を用意。時間内に準備が終わったらシールを1枚貼り、20枚たまったらごほうびがもらえるというルールにしていました。
シールが少しずつたまっていくことで、「こんなにできた!」という達成感もあったようで、楽しんで日々取り組んでくれていました。
やる気のポイントは、その子ごとに違います。
すぐにごほうびがあるほうが頑張れる子、頑張った成果が目に見えるほうが嬉しい子など、その子に合った方法を試すのがおすすめです。
年長までに朝の準備を一人でできるようになってよかったこと
1.子どもが「自分でできる」ことが増えた
年少のころから少しずつ練習してきたことで、年長になるころには、長女も次女も自分で身支度ができるようになりました。
「自分のことは自分でする」が少しずつ当たり前になり、子ども自身も「自分でできた!」という経験を積み重ねられたと思います。
2.親の朝に余裕ができた
「早くして!」と何度も声をかける必要も減り、朝からイライラしたり、疲れ果てることも少なくなりました。
子どもが自分で準備してくれるようになると、私は家事や自分の準備に時間を使えます。
余裕を持って朝を過ごせるようになったことで、1日が気持ちよくスタートできるようになりました。
3.小学校入学もスムーズに
小学校に入学すると、保育園のころより出発時間が30分ほど前倒しに。
それでも、すでに「自分で身支度をする」という習慣ができていたので、特に困ることなく小学校生活をスタートできました。
さらに、長女の小学校入学と同時に夫の単身赴任が始まり、ワンオペ生活になったわが家。
子どもたちが自分で動けるようになっていたおかげで、私は家事に時間を使えて、本当に助かりました。
「子どもが自分で動ける環境」をつくることから始めよう!
年長までに朝の準備を一人でできるようになるために、わが家でやってきたことを6つご紹介しました。
- お支度ボードでやることを見える化する
- 身支度に必要なものを子どもの手が届く場所に置く
- 朝のルーティンを固定する
- 「早くして!」ではなく次の行動を促す
- できていることを褒める
- 子どもに合ったごほうびを取り入れる
振り返ってみると、子どもに「自分でやって!」と言い続けたというより、子どもが自分で動きやすい環境を少しずつ整えてきたという感覚に近いです。
朝の準備がうまく進まず、毎朝バタバタしていたころは、「これが変わる日なんて来るのかな…」と思っていました。
でも、少しずつできることが増えていき、ある日気づいたら、私が細かく声をかけなくても自分で準備できるようになっていました。
「自分でできる」ことが増えれば、子どもの自信にもつながります。そして、親にも朝の時間と気持ちの余裕が生まれます。
今、子どもの朝の準備に悩んでいる方は、まずはできそうな工夫を1つ取り入れてみてくださいね。
