
「早くして!」「それさっき言ったよ!」
朝の身支度、ついこんな声かけをしていませんか?
小1と年中の姉妹がいる我が家も、朝はバタバタ。
「ママと一緒じゃなきゃできない!」「あれどこ?」が続いて、ついイライラ…が悩みでした。
そこで考えたのが、子どもが1人でも動ける仕組みを作ること。
今回は、わが家で実践して効果があった、子どもが1人で身支度ができる収納の作り方をご紹介します。

ライター/仕組みづくりアドバイザー。信託銀行を経て、フリーのWebライターとして活動を開始。現在は、書く仕事とあわせて「人にやさしい仕組みづくり」をテーマに、暮らしや組織が心地よく回るようサポートを行っています。
朝の身支度に、翌日の持ち物準備。何をするにも「ママー!」と呼ばれて、気づけば毎日ぐったり…。
そんな朝を過ごしている方、多いのではないでしょうか?
実は、子どもが自分で身支度できないのには、よくある3つの理由があります。
- どこに何があるのか分からない
- 準備に必要なものがあちこちに散らばっている
- 毎回、親が声かけや付き添いをしてしまっている
これが重なると、子どもは「自分でやる」よりも、「ママに聞く・呼ぶ」ほうが早くなってしまうんですよね…。
だからこそ大切なのが、子どもが迷わず動ける“仕組み”を先につくってあげること。
環境が整えば、声かけしなくても自然と動けるようになりますよ。
ここからは、子どもが1人で身支度ができようになる「ゾーニング収納」の作り方をご紹介します。
1. 「モノ別」ではなく「人別」で分ける
まず、子どもの収納を考えるときに大事なのが、「モノ別」ではなく「人別」で配置することです。
カバンはここ、服はあそこ…と、種類ごとに分けているご家庭も多いと思いますが、子どもにとっては「私のものはどこにあるの?」と迷いやすいんです。
そこでおすすめなのが、誰のものか一目で分かる「人別」収納。
自分のゾーンをはっきり決めるだけで、子どもは「私のものはここに置くんだな」と、自分の持ち物を認識しやすくなります。
わが家では、1階のリビング収納を左右に分けて、右を次女、左を長女のゾーンに。
それぞれの服や身支度グッズをまとめて置いたことで、「どこに・誰のものがあるか」が一目で分かる状態になり、お片付けもしやすくなりました。
2. 子どもの目線に合わせて「高さ」を決める
次に意識したいのが、収納の高さを「子ども基準」にすることです。
大人にとっては問題ない高さでも、子どもにとっては「見えない」「届かない」「取りにくい」場所になっていること、意外と多いんですよね。
服やハンカチなどよく使うものは、子どもが背伸びせずに手が届く位置に配置しましょう。
取るのも戻すのもラクな高さにすることで、自然と自分で動ける環境を作れます。
おすすめなのは、一度しゃがんで“子どもの目線”になってみること。
「何が入っているか分かるかな?」と確認しながら決めていくと、使い勝手がぐっと良くなります。
届く高さに置くことで「ママ取って」が減り、親が付き添わなくても準備を自分で完結できるようになりました。
3. 「行動単位」で収納をまとめる
もうひとつ大事なのが、準備に必要なものを「行動単位」でまとめること。
服、靴下、ハンカチ、名札、園バッグ…。これらが別々の場所にあると、子どもはそのたびに「次はどこだっけ?」と探し回ることになりがちです。
そこでおすすめなのが、「着る」「持つ」と行動ごとにまとめて収納する方法。
たとえばわが家では、次女の着替えと登園グッズを同じ場所にまとめ、カバンや制服など、外出するときに持ち出すものはカゴにひとまとめにしています。
「ここを見れば全部そろう」状態にしたことで、出し入れもしやすく、準備の流れもスムーズになりました。
4. 収納場所は導線に合わせて
最後に意識したいのが、動線に合わせて収納場所を決めること。
着替えやランドセルを置く位置など、子どもが動く流れに沿ってモノを配置すると、準備がグッとスムーズになります。
わが家では、オンシーズンの子ども服をダイニングテーブルのすぐそばに収納。
そのおかげで、朝食 → 着替えの流れができて、食後にダラダラせず、サッと動けるようになりました。
収納を見直して、子どもが自分で身支度できる環境を整えたことで、朝の準備や翌日の持ち物チェックも、ほとんど1人でできるようになりました。
私が横についてあれこれ言わなくても準備が進むようになり、あの頻発していた「ママ〜!」も激減。
ちょっとした収納の工夫だけで、子どもたち自身も「自分でできた!」という自信がついたみたいで、今では「ママいなくても大丈夫!」と、自分から動いてくれます。
その結果、私もガミガミ怒らずにすむようになって、前よりずっと、気持ちに余裕のある朝を迎えられるようになりました。
収納を考えるとき、置く場所や配置にはしっかりこだわりますが、収納グッズ自体は、できるだけ家にあるものを使い回すようにしています。
よく使っているのは、連結できる引き出しやフタのない箱型収納。シンプルで、中身がひと目で分かるものがお気に入りです。
子どもが「自分でできる」収納にするために、グッズ選びでは、いつも次の3つを意識しています。
- どこに・何があるかがパッと分かるか?
- ワンアクションで出し入れできるか?
- 子どもに合わせて調整できるか?(細かく区切る/ざっくりしまう など)
見た目よりも、続けやすさと使いやすさ重視。
この基準で選ぶようにしてから、収納グッズをうまく使い回せるようになりました。
朝の身支度って毎日のことだからこそ、なるべく子ども自身で出来ることを増やしたいもの。
今回紹介したゾーニング収納は、特別な収納グッズや広いスペースがなくても、「誰が、どう動くか」を考えるだけで取り入れられます。
実際わが家でも、子どもたちが自分で準備できるようになったことで、朝の空気がかなり穏やかになったなと感じています。
- 人別に分ける
- 子どもの高さに合わせる
- 行動単位でまとめる
- 導線に合わせて置く
この4つを意識するだけでも、“ママが動かなくても回る朝”に近づけます。
もし今、朝の身支度がバタバタしがちなら、「きれいに片付けよう」よりも、
「この家、この子たちが動きやすいかな?」
そんな目線で、収納を見直してみてくださいね。

