Webメディア運営企業|被リンクチームの再構築
属人化していた業務を整理し、新人が自走できる仕組みと、引き継げる業務基盤を整備
1. プロジェクト概要
| 業種 | Webメディア運営 |
| 支援期間 | 2025年4月〜7月 |
| 契約形態 | 業務委託 |
| 支援内容 | 業務フロー整備/マニュアル整備/新人育成/判断基準の明文化 |
| 役割 | 業務設計・仕組み整備・育成サポート |
2. 背景・課題
チームの再構築と、業務マニュアルの見直しを同時に進める必要があるタイミングで、業務設計・育成体制の整備を担当しました。
当時は、以下のような課題がありました。
- 業務が属人化し、手順書が未整備・情報も古い
- 判断基準が明確でなく、イレギュラーが発生するたびに社長への確認が必要
- 新しく入ったメンバーが業務を覚えきれず、短期間で離職してしまう
- 業務範囲が曖昧で、対応できる人に仕事が偏っている
さらに、チームには「人が入れば回る」のではなく、「人が変わっても回る状態」をつくることが必要でした。
3. 支援の目的
「人が変わっても回る」チームへ
目指したのは、単にマニュアルを作ることではありません。
業務の全体像や判断基準を整理し、誰が担当しても一定の品質で業務を進められる状態をつくること。
そのために、
①業務を整理する
②判断基準を明文化する
③新人が学べる仕組みをつくる
④質問・相談が滞らない環境をつくる
という4つの方向から整備しました。
4. 実施したこと
1|業務を「見える化」する
業務フロー・手順書を整理
既存の手順書を見直し、業務の全体像から具体的な作業手順まで整理。
- 業務全体の流れを整理
- 手順を文章・画像で明文化
- 誤認を防ぐための動画マニュアルを作成
- 情報をNotionに集約
- 業務フローを図式化
「何をすればいいかわからない」を減らし、必要な情報を自分で確認できる状態をつくりました。
02|「判断に迷う」を減らす
イレギュラー対応の判断基準を明文化
これまでは、通常とは異なるケースが発生すると、その都度上長への確認が必要でした。
そこで、過去の対応や業務上の判断ポイントを整理し、
- どこまで自分で判断できるか
- どのような場合に相談するか
- その場合、何を確認するか
を明文化。
担当者が毎回ゼロから判断しなくても済む仕組みを整えました。
03|新人が「一人で進められる」育成フローへ
新人育成の流れを標準化
新人が入るたびに教え方が変わる状態を見直し、育成の流れを整理。
- 入社直後に確認してもらう情報をNotionに集約
- 学習・実務の進め方を明文化
- よくある質問を整理
- 質問をまとめて確認できる「質問箱」を設置
- 1日1回まとめて回答するフローを整備
これにより、教える側・教わる側の双方が、必要以上にコミュニケーションコストをかけずに業務を進められるようにしました。
04|リモートでも「相談しやすい」環境をつくる
テキストコミュニケーションを整備
リモート環境では、「ちょっと聞きたい」が難しくなりがちです。
そこで、
- Slackでの質問・相談の仕方
- 状況を伝えるためのテンプレート
- コミュニケーションの基本ルール
などを整理し、Notionに集約。
質問する側が「どう聞けばいいかわからない」状態を減らし、相談しやすい環境を整えました。
5. 結果
1ヶ月で新人が自走できる状態に
育成フローやマニュアルを整備したことで、新人メンバーが1ヶ月程度で自走できる状態へ。
2ヶ月目には、担当業務を自律して進められるようになりました。
離職者0人を実現
業務内容や期待される役割を明確にし、質問・相談の導線を整備。
チーム再構築後、担当期間中の離職者は0人でした。
「人に依存する業務」から「仕組みで引き継げる業務」へ
業務内容・判断基準・対応方法を明文化したことで、担当者が変わった場合にも引き継ぎやすい状態を構築。
また、業務範囲と担当を明確にすることで、一部のメンバーに業務が偏る状態も改善しました。
6. この事例で行ったこと
業務構築・改善
- 業務フローの整理
- 業務マニュアルの作成・改善
- 判断基準の明文化
- 新人育成フローの設計
- 情報の一元化
- テキストコミュニケーションの整理
- 属人化の解消
- 引き継ぎしやすい仕組みづくり
私がこの仕事で大切にしていること
業務がうまく回らないとき、原因を「人」に求めるのではなく、まず「仕組み」に目を向けます。
「この人だからできる」状態ではなく、誰が担当しても迷いにくく、困ったときに相談でき、必要な情報にたどり着ける。
そんな環境を整えることで、そこで働く人が無理なく力を発揮できる状態をつくること。
それが、私が業務構築・業務改善で大切にしていることです。